これまでのご経歴の中での
印象に残っている出来事について教えてください。
津丸
私の場合はまさに今ですね。営業部に在籍する全員が同じ目標に向かって頑張り結果を出せた時は嬉しいですね。お得意先のためにとか、どのようにしてシェアを上げるかとか、若い頃から試行錯誤を重ねて出した成果、その積み重ねの今が一番印象的な瞬間ですね。
小川
私がまだ若手の頃でしたが、新製品の発売当時に全国売上1位を取ったことですね。営業としては半人前だけど、やればやった分だけ評価してもらえるやりがいをとても感じました。当時は何も考えず前しか見えてなくて、でも、その分がむしゃらに進んで。結果、トップになった喜びはよく覚えています。
田栗
私が入社した頃は薬剤は院内処方で提供されるのがほとんどの時代でした。それからしばらくして調剤薬局の進出が始まり、診療所と薬局を結びつけるサポートをしたケースが何件かあります。その時は両者から感謝してもらえ、売上アップにつながりました。新しいビジネスをまとめられたことが成功体験として印象的です。
福間
そう、医薬分業って言葉が使われ始めた頃ですね。なので、当然みんな情報がない。そんな状態のなかで自分で仕事をつくっていくのはやりがいがありました。
坂田
私もニッチな薬剤なのであまり自慢ではないんですけど、ある薬剤のセールス1位になった記憶はあります(笑)。でも、それより覚えているのが失敗の方ですね。まだ20代の当時、田栗所長が担当されていたお得意先を引き継いだんですが、価格に関することでスムーズに仕事が進められなくなりました。その時に、どんなに良好な関係のお得意先でも価格交渉や一つ一つの対応って大事だなと勉強しました。
福間
私は失敗と嬉しいが同時にあったことがありますね。田栗所長が話された処方元と調剤薬局をつなぐ仕事ですが、立ち回りを失敗してある薬局から「福間さんのところからは薬を買わない」と言われた時に、私を見込んでくれていた処方元のドクターが「いや、福間さんのことは私が守ってあげるから」と取り成してくれました。とても嬉しかったことを今も覚えています。成功も失敗もたくさんあって、それを乗り越えたり学んできたりした結果、今の私があるんだと思います。